国際平和活動

ありがとう基金

1990年10月、妙智會は開教40周年を機に、新たな国際平和活動の推進を宣明し、地球の相続者であり、人類のかけがえのない宝である子どもたちのいのちを守り、育て、健全な発達を図るための活動を行う『ありがとう基金』を設立しました。設立から22年、『ありがとう基金』は2012年12月25日に『ありがとうインターナショナル』と名称を改め、一般財団法人となりました。
『ありがとうインターナショナル』は、世界の子どものためのより良い環境づくりを通じて、世界平和に貢献することを大きな目標とし、国連経済社会理事会(ECOSOC)の特殊協議資格と国連児童基金(ユニセフ)の諮問資格を有する国際NGOとして、国連機関やその他のNGOと連携し、子どもと若者が直面する課題に取り組んでいます。
『ありがとうインターナショナル』は、「宗教協力」、「子どもの権利」、「倫理教育の推進」、「貧困撲滅」の4つの活動を大きな柱としています。
「宗教協力」では「子どものための宗教者ネットワーク(GNRC)」を発足し、世界各地で子どものために活動している宗教者を、宗派を超えて結び、地域や草の根レベルで活動を展開しています。「倫理教育の推進」では、ユニセフ、ユネスコの協力を得て、「共に生きることを学ぶ:倫理教育のための異文化間・諸宗教プログラム」を開発し、その普及に取り組んでいます。
「子どもの権利を守る」では「子どものための祈りと行動の日(DPAC)」を制定し、毎年11月20日にさまざまな宗教者と善意ある人々を動員する運動を行っています。
貧困においては、「不公平な資源の分配」、「戦争と暴力」、「質の悪い統治と汚職」の問題に取り組んでいます。
東京を本部に、「倫理教育の推進」と国際機関との連携を図るジュネーブ事務所、「子どものための祈りと行動の日」を推進するニューヨーク事務所、そして、GNRCネットワークを支えるナイロビ事務所があり、同事務所では貧困問題にも取り組んでいます。